仮面ライター流低予算でのクリエイター活動記録

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統合失調症とお金がない現実。ゼロから始める中古PC×Linux&ChromeOSでの創作サバイバル術【仮面ライターこみつ流】

かりん&みづき&ひなの&りた&みずき

500円

こんにちは。ペンネーム「仮面ライターこみつ」こと、甲野光弘です。

わたしのXやブログを読んでくれている読者の皆さん、そして、検索エンジンから偶然この果てしない長文にたどり着いたあなたへ。

今回は、これまでの私の人生、病気、そして「お金がなくても、どうしても創作を続けたい」という切実な思いから編み出した、ある種のサバイバル術について、余すところなく語り尽くそうと思います。一人の、身長193センチの不器用な男が、雪深い新潟県長岡市の片隅で、いかにして狂気と貧困と戦いながらテキストを打ち込み、動画を作り、ゲームのコードを書いているのか。その全記録です。

テーマは、「統合失調症という病気になってお金をかけることができなくなったからこそ見つけた、中古パソコンとLinux・ChromeOSを使った創作活動のすすめ」です。

過去に私が書いてきたブログ記事の例題や、泥臭い検証の記録も交えながら、現在進行形で「何も持っていないけれど、何かを表現したい」と苦しんでいる人への、一つの羅針盤になれば幸いです。


第1章:すべてを失った地点からのスタート~統合失調症という現実~

脳内のノイズと、底をつく口座残高

30代という年齢を迎えたとき、私の人生は想定とは全く違う方向へと舵を切りました。「統合失調症」。この診断名は、私の生活基盤、特に経済的な基盤を根底から揺るがしました。

統合失調症という病気は、単に「幻覚が見える」「幻聴が聞こえる」といった表面的な症状だけではありません。脳内の情報処理システムが慢性的にエラーを起こし、意図しないバックグラウンドプロセスが常に走り続けているような状態です。健康な時には当たり前にできていた「集中する」「計画を立てる」「継続的に外出して働く」という行為が、途端に難易度の高いミッションに変わります。

結果として、定期的な収入を得るルートが極端に細くなりました。これまでのように、欲しい機材があればローンを組んで買う、最新のMacBook ProやハイスペックなWindowsのゲーミングPCをポンと買う、といった経済的な余裕は完全に消え去りました。(過去にMacBook Airを購入したこともありましたが、常に最新機種を追いかけられる身分ではなくなりました)。

口座の残高は減っていく。薬代はかかる。長岡の厳しい冬を越えるための暖房費も馬鹿にならない。そんな極限状態の中で、私は一つの深刻な問いに直面しました。

「お金がないなら、私はもう『創る』ことを諦めなければならないのか?」

諦めきれない「表現」への執着

私はこれまで、ライトノベル、SF、ホラーといったジャンルで物語を紡いできました。ブログでアフィリエイト記事を書き、noteで思考を発信し、時には作詞の依頼を受け、クラウドソーシング(クラウドワークスやシュフティ、SOKUDANなど)でデータ入力やマーケティングのタスクをこなしてきました。

文章を書くこと。それは単なる趣味や小遣い稼ぎではありません。統合失調症によって思考がバラバラになりそうな時、キーボードを叩いて文字を画面に整列させる行為こそが、自分が自分であるための「錨(アンカー)」だったのです。

お金がない。最新の機材もない。有料の高級クリエイティブソフト(Adobe CCなど)を毎月契約する余裕なんて到底ない。

だったら、「今あるガラクタに命を吹き込み、無料で使える最高のシステムを組むしかない」

これが、私が中古PCとLinux、そしてChromeOSという「お金のかからない、しかし無限の可能性を秘めた世界」へと深く潜っていくことになった最大の理由です。


第2章:底辺ハードウェアの戦い方~第4世代Core i5(ThinkPad T440s)の美学~

創作活動を始めるにあたって、多くの人が陥る罠があります。それは「まずは形から入る」、つまり「YouTuberが使っているような20万円、30万円のハイスペックPCがなければ動画編集もゲーム制作もできない」という思い込みです。

断言します。それは幻想です。

過去記事からの引用例:【機材論】文章を書くのにハイスペックPCは不要である

ここで、以前私が自身のブログで書いた記事の一部を引用してみましょう。

【過去記事抜粋:2025年執筆『執筆環境構築論:10年前のThinkPadが最強の理由』より】

世のクリエイター志望者は、機材のスペックに囚われすぎている。文章を書く、ブログを構築する、あるいは軽いスクリプトを書く。その程度の作業に、最新のMチップ搭載Macは本当に必要なのだろうか?

オレの現在のメイン機の一つは、ThinkPad T440s。搭載されているCPUは「第4世代 Core i5」だ。現代の基準からすれば、化石のようなスペックと言われても仕方がない。中古市場を探せば、1万円台、いや数千円で転がっているような代物だ。

だが、この無骨な黒い筐体には、文章を書くためのすべてが詰まっている。ThinkPad特有の深いキーストローク、指に吸い付くような打鍵感、そしてホームポジションから手を離さずにポインタを操作できるトラックポイント(赤ポチ)。これらは、最新の薄型ノートPCでは絶対に味わえない「身体性」をもたらしてくれる。

ハイスペックなPCは、できることが多い分、ノイズも多い。SNSの通知、リッチなグラフィックのゲームの誘惑。だが、限界スレスレのスペックのPCは違う。テキストエディタと向き合うことしか許されない環境が、強制的に深い集中(ゾーン)を生み出してくれるのだ。

この過去記事で書いた通り、私は中古のThinkPad T440s(第4世代i5)を愛用しています。お金をかけられないからこそ、キーボードの質といった「物理的なインターフェース」にこだわり、中身のOSは自分自身の技術でどうにかする、というハッカー的な思考へと切り替わったのです。


第3章:Linuxディストリビューションという救済~Ubuntu StudioとNobara~

ハードウェアが古くても、中にインストールするOS(オペレーティングシステム)を工夫すれば、PCは劇的に蘇ります。Windows 10のサポート終了が迫り、古いPCではWindows 11にアップグレードできないという「ハードウェアの寿命」が問題になっていますが、Linuxの世界にそんな縛りはありません。

Linuxはオープンソースであり、完全に無料で利用できます。私は用途に合わせて、いくつかのディストリビューションを使い分けています。

クリエイターのための特化型OS「Ubuntu Studio」

まず一つ目が「Ubuntu Studio」です。これは、最初から動画編集、音声編集、画像制作などに必要なオープンソースのソフトウェアが山のようにプリインストールされている、まさに「貧乏クリエイターのための宝箱」のようなOSです。

Windowsで動画編集をしようと思えば、Premiere Proなどを契約する必要がありますが、Ubuntu Studioには「Kdenlive」という強力な無料動画編集ソフトが入っています。

過去記事からの引用例:【動画編集】Kdenliveで切り開く無料の映像制作

【過去記事抜粋:『第4世代i5で挑む!Kdenliveを使った軽量動画編集とテロップ術』より】

動画編集は重い。それは事実だ。第4世代Core i5のThinkPadで4K動画にゴリゴリのエフェクトをかければ、一瞬でフリーズしてカーネルパニックを起こすだろう。しかし、「制約」があるからこそ工夫が生まれる。

無料のオープンソースソフト『Kdenlive』をUbuntu Studio上で起動する。オレがやっているのは、フルHD(1080p)素材のシンプルなカット編集と、的確なタイミングでのテロップ(字幕)入れ、そしてBGMのトランジション調整に特化することだ。

重いトランジションエフェクトや3D効果は一切使わない。その代わり、映像のリズム(カットのテンポ)と、テロップのフォント選び、表示タイミングに命をかける。これなら、10年前のPCでも十分にYouTube品質の動画を出力できる。プロキシ(編集用の軽いプロキシ動画)機能を駆使すれば、タイムラインのプレビューも滑らかだ。お金がないなら、知識と工夫でマシンスペックの壁を越えろ。

このように、KdenliveとUbuntu Studioの組み合わせは、私に「無料で動画を発信する」という武器を与えてくれました。

最新環境を追い求める「Nobara Linux」でのローカルAIとゲーム開発

もう一つ、私が愛用しているのが「Nobara Linux」です。これはFedoraをベースに、ゲームやマルチメディア関連のパッケージを最初から使いやすく調整してくれているディストリビューションです。

私はこのNobara環境で、ゲームエンジンの「Godot Engine」を動かし、PythonやRubyといったプログラミング言語のコードを書いています。

2026年の3月頃、私はこの環境を使って、2Dの横スクロールシューティングゲームの開発を始めました。

過去記事からの引用例:【ゲーム開発】GodotとGDScriptで作る2Dシューティング

【過去記事抜粋:『Godot Engine奮闘記:GDScriptで組む自機移動と弾の発射処理』より】

統合失調症の症状が重く、長い文章が書けない日がある。そんな時は、コードを書く。プログラミングの論理的な構造は、脳内の混沌を整理してくれるからだ。

現在、Nobara Linux上で『Godot Engine』を起動し、2Dの横スクロールシューティングゲームを作成している。Godotは非常に軽量で、低スペックPCでもサクサク動くのがありがたい。言語はPythonに似た独自の『GDScript』だ。

今日は、プレイヤーキャラクターの移動と、弾(Bullet)の発射(インスタンス化)のコードを書いた。

Input.get_action_strength() を使って滑らかな移動を実現し、弾のノードを preload して add_child() でシーンツリーに追加する。たった数十行のコードだが、自分の書いたロジック通りに画面のキャラクターが動き、弾を撃つ瞬間、確かな「コントロール感」を得ることができる。病気によって自分の人生のコントロールを失いがちなオレにとって、ゲーム開発は一種のセラピーだ。

さらに、Pythonの仮想環境(venv)を構築し、ローカル環境で画像生成AIを動かすという泥臭い実験も、このNobara Linux上で行ってきました。エラーと格闘しながらターミナル(黒い画面)にコマンドを打ち込んでいる時は、病気の苦しみを忘れることができます。


第4章:ChromeOS Flexで「書く」ことに特化する

中古PCの活用法として、Linuxと並んで強力な選択肢が「ChromeOS Flex」です。

これはGoogleが無料で提供しているOSで、古いWindowsやMacを「Chromebook」として蘇らせることができます。Linuxほどの自由度(ターミナルをいじるような)はありませんが、その分、起動が爆速で、バッテリー持ちが改善し、何より「ブラウザ(Chrome)さえあれば完結する作業」において最強のパフォーマンスを発揮します。

私の主な収入源であり、表現の場でもある「ブログ運営(アフィリエイト)」や「Webライティング」は、ChromeOSと非常に相性が良いです。

クラウドソーシングとブログ運営の基盤

私は「Komitsu Creative(コミツクリエイティブ)」という屋号で、クラウドワークスやシュフティなどのプラットフォームを通じてデータ入力やライティングの仕事を受注しています。また、ロリポップ!や『お名前.com』を利用して複数のドメインを取得し、WordPressでブログを構築しています。

これらはすべて、Chromeブラウザ上で完結します。

ChromeOS Flexを入れた古いノートPCを開き、数秒で起動。すぐにGoogleドキュメントやWordPressのエディタを開き、記事を書き始める。ローカルにファイルを保存しないため、万が一PCが壊れても、別のPCからGoogleアカウントでログインすれば、すぐに昨日の続きから作業ができます。

過去記事からの引用例:【Webマーケティング】noteの導線設計とX(旧Twitter)のバズ戦略

【過去記事抜粋:『お金をかけずにアクセスを集める:Xとnoteを連携させた導線設計』より】

アフィリエイトやブログで収益を上げるためには、高額な情報商材や有料のSEOツールを買う必要はない。必要なのは「人間の心理」を読み解くことだ。

ChromeOSの画面の左半分にX(旧Twitter)を開き、右半分にnoteのエディタを開く。オレが実践しているのは、Xでの「共感性の高い短文(フック)」から、noteの「深い物語(ボディ)」へと読者を誘導するシンプルな戦略だ。

統合失調症のリアルな日常や、50代からのLinux挑戦記など、ニッチだが確実に「刺さる」層がいるテーマをXで発信する。バズを狙うには、綺麗な言葉よりも、多少歪でも血の通った言葉が必要だ。そして、興味を持ったユーザーをnoteの長文記事へ誘導し、そこから自身のアフィリエイトブログやサービスへと繋げる。

この一連の作業に、ハイスペックな機材は1ミリも必要ない。必要なのは、ブラウザと、折れない心だけだ。

このように、ChromeOSは私を「どこにいても、どんなに古いPCでも、世界に向けて発信できるライター」にしてくれました。


第5章:肉体と精神のサバイバル~食費を削り、創造の燃料に変える~

さて、ここまではPCやOSといった「デジタルの環境構築」について語ってきましたが、サバイバルにおいて最も重要なのは「生身の肉体」をどう維持するかです。

私は身長が193センチあります。これだけ体が大きいと、基礎代謝だけでもかなりのカロリーを消費します。しかし、経済的な余裕はない。そこで私は、食生活においても徹底的な「ハック(最適化)」を行っています。

過去記事からの引用例:【ライフハック】1.2kgの大豆ミートと5kgのカルローズ米

【過去記事抜粋:『限界クリエイターの食卓:大豆ミートとカルローズ米で作る無限カレー』より】

創作活動を続けるには、脳に糖分を、体にタンパク質を送らなければならない。だが、スーパーで毎日新鮮な肉や野菜を買う金はない。そこでオレが辿り着いたのが「まとめ買い」と「代替食品」のハイブリッドだ。

主食は、ネットで定期的に購入している5kgの「カルローズ米」だ。カリフォルニア産のこの米は、コシヒカリのような粘り気は少ないが、その分カレーやチャーハンにすると異常なほど美味い。そして何より安い。

タンパク源は、1.2kgの業務用「大豆ミート(ソイミート)」だ。乾燥状態なら長期保存が可能で、水で戻せば数倍に膨れ上がる。これを、ニチレイやエスビー食品の激安レトルトカレー(特にお気に入りは「大辛」だ。激辛の刺激が脳を覚醒させる)に大量にぶち込む。

時には、台湾ラーメンや豚骨醤油ラーメンのストックに頼ることもあるし、マッコリなどの韓国飲料で一息つくこともある。見栄えの良い食事ではないかもしれない。だが、この大豆ミートとカルローズ米のカレーを胃袋に流し込み、スパイスで額に汗をかきながら、Linuxのターミナルに向かう時、オレは確かに「生きている」そして「創っている」という強烈な実感を得るのだ。

お金がないからといって、悲観してひもじい思いをする必要はありません。大豆ミートのように、安価で栄養価が高く、保存がきく食材を見つけ出し、それをいかに美味しく調理して創作のエネルギーに変換するか。これもまた、クリエイターとしての重要な「工夫」の一つなのです。

時には、生活費の足しにするために「買取王子」のようなサービスを利用して不要品を徹底的に換金したり、新潟市や新発田市、あるいは佐渡市まで足を伸ばしてスーパーや銀行の「覆面調査(ミステリーショッパー)」の仕事をこなすこともあります。

こうした泥臭い「生きるための行動」のすべてが、私の書くライトノベルやホラー小説、そしてブログ記事のリアリティ(血肉)となっているのです。


第6章:表現することの「治療的意味」

なぜ、そこまでして書くのか。なぜ、そこまでして作るのか。

長文の締めくくりとして、私にとっての「創作」の真の意味について触れておきたいと思います。

統合失調症という病気は、世界と自分との境界線を曖昧にします。自分が自分でなくなってしまうような恐怖、誰にも理解されない孤独感。それに押し潰されそうになる夜が、何度もありました。

しかし、ThinkPadのキーボードに手を置き、Linuxの画面を見つめている時だけは違います。

  • 文章を書くこと: 頭の中の混沌としたノイズを、一つ一つ「言葉」という形あるものに変換し、ディスプレイの上に固定していく作業。これは、崩れそうな自我を再構築するための写経のようなものです。
  • 動画を編集すること: Kdenliveのタイムラインに映像クリップを並べ、数フレーム単位でカットし、音と映像を同期させる。この緻密な作業は、乱れた時間の感覚を取り戻させてくれます。
  • プログラミングをすること: GodotでGDScriptを書く。エラーが出れば動かないし、正しい論理を書けば必ずその通りに動く。この「絶対的な因果律」の世界は、不条理な病の症状に振り回される私にとって、唯一安心できるオアシスです。

お金をかけずに構築した中古PCとオープンソースの環境は、私にとって単なる道具ではなく、精神を繋ぎ止めるための「生命維持装置」なのです。


第7章:あなたへのメッセージ~今あるもので、今すぐ始めろ~

もし今、この記事を読んでいるあなたが、病気や貧困、あるいは何らかの理由で「自分には環境が整っていないから、何もできない」と立ち止まっているなら、どうかこの言葉を覚えておいてください。

「環境が整う日なんて、永遠に来ない。今、手元にあるガラクタで戦え。」

家の中で埃をかぶっている古いノートパソコンはありませんか?

Windowsの起動が遅すぎてイライラして放置しているPCはありませんか?

USBメモリを一つ買ってきて、ChromeOS FlexやUbuntu Studioをインストールしてみてください。驚くほど軽快に動く新しいOSの世界が、あなたの目の前に広がります。

お金がなくても、10年前のPCでも、物語を書くことはできます。

無料のソフトで動画を編集して、世界中に発信することはできます。

無料のゲームエンジンで、自分の思い描いた世界を構築することはできます。

私、仮面ライターこみつ(甲野光弘)は、50代で統合失調症になり、多くを失いました。しかし、193センチの体にお徳用の米と大豆ミートを詰め込みながら、今日も長岡の雪の中で、中古のThinkPadとLinuxを相棒にして、しぶとく創作を続けています。

できない理由を探すのは、もう終わりにしましょう。

お金がないなら、知恵を出しましょう。

ハイスペック機材がないなら、制約を味方につけましょう。

あなたが紡ぐ言葉を、あなたが作る映像を、待っている人が必ず世界のどこかにいます。

さあ、電源を入れて、ブラウザを開き、一行目を書き始めてください。

過酷な現実をハックし、泥臭く生き延びるすべてのクリエイターに、最大限のリスペクトを込めて。

(執筆環境:ThinkPad T440s / OS: Ubuntu Studio / エディタ: プレーンテキストエディタ / BGM: PCの冷却ファンの音)

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